スピン-統計定理
局所性に違反するとか何とか... とてもじゃないが計算を追う余裕がない.
てかスピンって何?
関係ないメモ:
- 波動関数のパリティから生成演算子の(反)交換関係を類推することはできる.(でも反交換関係は調和振動子の量子化のようにうまいアナロジーを持たない)
- 波動関数のパリティから同じ状態にいくつまで詰め込めるかが分かる.
- 同じ状態に詰め込める数の制限から(組み合わせ論とLagrange未定乗数法を使うと)FD分布とBE分布が従う.
- 相対論的量子論のDirac方程式は電子がスピン1/2であることを示す(?)
- 電磁場の量子化は光子がスピン1であることを示... してくれない! (偏光は2つ) 質量を持たないためらしいが,知らんっつの.
波動関数と中心力ポテンシャルから原子の吸収スペクトルが 1/n^2 - 1/m^2 に従うことは計算で説明できるようになったけど,なぜスピンが1/2 or 1の粒子が我々の目の前に多く転がってるのか*1を説明できる理論てのはあるんですかね.素論な方に期待.
*1:ブルーバックス的知識: Higgs粒子ってのがスピン0で,重力子gravitonってのがスピン2らしい.他にスピン3/2のgravitinoってのを信じてる人もいるとか(Baez先生による解説).ただし,いずれも観測にかかっていない.もちろん原子とかの複合粒子ならスピン0とかはいくらでもある.