湯川ポテンシャル

最近,解りもしないのにPhys. Rev. の概要を読んでる.新着情報がRSSで提供されてるので,はてなRSSに登録してあるのだ: r:id:flappphys の「物理」
んで Omelyan, Fenz, Mryglod, and Folk, XY-spin fluids in an external magnetic field: An integral equation approach, Phys. Rev. E 72, 031506 (2005) の概要を眺めてたらふと "Yukawa-like" という単語に出会った.そこでは「スピン流体のモデルのうち相互作用が exp(-r)/r に従うようなやつも扱ってみました」みたいなことを言っているらしい*1
いや,何が気になったのかと言うと,ユカワという名前はまだけっこうあちこちに出てくるんだな,ということ.無論,湯川秀樹は本来は橇牛*2の研究者でありPhys. Rev. Eに載った上論文とは「ポテンシャルの形」というつながりしかない訳だが,むしろだからこそ湯川ポテンシャルってのはある種の普遍性を持ったものだったのかなーと思ったり思わなかったり.
さてメジャーなポテンシャルの形って他にいくつかあるけど,そういうのって元々提唱されたときの分野と違う分野ではどの程度使われるものなんだろう.

*1:超イイカゲン.そもそも「概要」をどうまとめろと言うのだ... それに本文は開いてすらいないし.

*2:そりうし = 素粒子