明日のコロキア
物理学教室 臨時談話会
対称性の破れとは何か?
- 南部陽一郎博士のノーベル賞受賞業績と今後の展望 -平成20年10月17日(金) 17:00-19:00
本郷キャンパス 理学部1号館 小柴ホール講師:
柳田勉教授(東京大学)
対称性の破れと現代物理学上田正仁教授(東京大学)
マクロな量子現象における対称性の破れ
4年生の頃,柳田先生の「場の量子論I」という講義を受講してたことがあった.(ほとんど出席してなかったせいもあるが)Fourier変換してたことしか覚えてない.後輩F君によれば「座標変換をずっとやってた」感じだそうな.2人の感想を総合するに,きっと本当にそんな感じだったのだろう.まぁ素論の先生からすれば
「えーマジ未習!?」
「キモーイ」
「一体問題が許されるのは小学生までだよねー」
「キャハハハハハハ」
って感じかもしれませんが.関係ないが駒場で線型代数の講義を受けた渡辺先生*1は「数学者にとって線型代数は全て自明です」とおっしゃっていた.
上田先生の講義は聴いてみたいな.何しろ我々の扱っている極低温気体原子のBECにおいては,まさに(今話題の)自発的対称性の破れが生じているともっぱらの噂だし(←うかつな発言
- http://jp.arxiv.org/abs/math-ph/0610034 Lieb, Seiringer, Yngvason, Bose-Einstein Condensation and Spontaneous Symmetry Breaking