CyUSB.sysとezusb.sys

オプティマイズさんのところで有償頒布されているEZ-USBによるAVRライタは,EZ-USBの中でも今はディスコンになったAN2135SCという石を使っており,PC側で実行する転送プログラムも古いデバイス・ドライバezusb.sysを叩いている((CreateFile でハンドルを取得する: http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/2560/delphi4/win32/DeviceIo.htmDelphiだけど))).このezusb.sysは本来はAN2135SCの開発環境の一部としてCypressが配布したものだが,今はもうAN2135SCがディスコンなのでその開発環境もezusb.sysも配布されていない.
さてEZ-USBは単体でIntel 8051互換のマイコンでもあり,単体で動かそうと思うと開発環境が要る.Cypressは後継機種のための開発環境なら配布しているので入れてみたのだが,こちらは新しいデバイス・ドライバCyUSB.sysを叩いている.両者は設計がガラリと変わったらしく,例えば新しい開発環境に含まれているEZ-USBファームウェアのダウンロード・ツールはデバイス・ドライバにezusb.sysが読み込まれているとフリーズしてしまう程.無理やりezusb.sysにCyUSB.sysを上書きするとAN2135SCであっても新しい開発環境のダウンロード・ツール等が使えるのだが,こうするとAVRライタ(のための転送プログラム)が機能しなくなってしまう.
AVRライタの転送プログラムはソースが公開されているので新しいAPIに対応するように書き直せばいいんだろうけど...