翔泳社のアーキテクチャ本

結論は「相変わらずパタヘネ*1の独走」というとこなんだけど...

こないだ翔泳社から出た計算機アーキテクチャの教科書が立ち読みしたら好印象だったので手元にあるんだけど,これはCS院試の追い込み勉強にはちょっと役立ちそうにない.初心者向けと言うか,いやむしろ非専門の学部生向けで,常識的に知ってることが多い割に技術的詳細はキーワードだけで具体的記述がない.まぁ楽に通読できる読み物としてそれなりだったので損とは思ってないし,駒場の後輩に贈るのにちょうど良さそうという予想通り.(かなり骨のある)パタヘネにぶつかる前にこういうのが当時あったらうれしかったのになー,と思った.
似た印象の書評:

さて,パタヘネはあまりきちんと読まないまま第3版が出てしまったので,いつか買って読みたいところだ... (駒場1年で買った第2版はやはり駒場のUTMC部室に投棄してある.むしろそれの方が院試に役立ちそう)
ちなみにヘネパタ定量的アプローチ,難しい方)の第4版の邦訳は日経BPでなくやはり翔泳社から出ると上の本に書いてあった.翔泳社はぬるい本だけかと思ってたがけっこう勢いがありますね.

*1:ハードウエアとソフトウエアのインタフェース,易しい方.さてきみは大きい「エ」と小さい「ェ」の使い分けを覚えられるか?(笑