ノギスの副尺が広い

... バーニヤは、フランス人のP.Vernierによって1631年に発明され、発明者の名を取って、「バーニヤ」と名付けられました。これが、ドイツに渡り、ドイツ語のNonius(ノニス=ドイツ語の副尺)となります。その後、ドイツから日本に輸入されたため、この測定具を「ノニス」と呼ぶようになり、言いに くさから訛って「ノギス」となったようです。

へぇへぇへぇ
さて,井上研ではミツトヨのノギスを使っている.

んでトラップ製作において多用しているんだが,普通のノギス(上のN15)の副尺の目盛りが広いことに気付いてしまった.
副尺とは19 mmを20分割して0.05 mm精度の計測ができるようにした機構であり,"0" と "10" の間隔は前述のように19 mmなので,"0" を例えば本尺の10 mmに一致させれば "10" は本尺の19 mmに一致するはず.しかしよく見ると "10" が19 mmよりもやや右にずれている.確かにずれている.2つ調べたがずれている.まぁ目盛り線の太さの1/5くらいに過ぎず,スペック外であり,いちゃもんを付けても仕方ないのだが... でも目盛りのずれ具合から最小読取値より小さい値を(何らかの意味で)調べるというのはよくやることだと思うが,そのときにこのことを考慮しなければいけない.