理想的に振舞ってくれないダイオード

むぅ,ダイオードのPN接合には必ず静電容量が付随すると聞いて,CRフィルタのCをダイオードに替えたもので0 V / 5 Vの矩形波の鈍りを見て「うーん100 pFのオーダー?」と結論付けたのだが(どうも典型的な製品のデータシートによればその位になるらしい),矩形波を入れるときにはリカバリ特性なるものを考慮せにゃならんのか.すると別のものを見ていたってことか...?

「付随する」ってとき,どういう等価回路を考えればいいのか? 単純に直列では直流電流が流れなくなってしまうし,並列では上の計測方法ではダイオードは導通するのでCは迂回されて意味なくなってしまい何も出ないはず.空乏層がその実体だというならバイアスの向きごとに選ばなければいけないみたい... まだ理解してない.いや,確かに矩形波の立ち下りだけが鈍っていて,不思議だったんだよね.まぁ空乏層の生成/消滅で話が違うんだろうとは思っていたが.