羽田空港の管制塔の停電

管制塔のシステムではwarningが常日頃から出ていたせいで,「停電! 非常用電池に切り替わりました」というwarningを職員が「あ〜またかよ」のノリで切って,そのまま時間が経って電池が切れたとのこと(笑).いや〜エンジニアには学ぶことの多い例ですな.私も鯖管見習いなので他人事ではない*1.こういう話は昔からあるが,この2005年においてすら人間はこれを克服し切っていないというのは,また別の新たな知見である.Warningに鈍感になり切っていた職員を責めるべきか,warningの意義を劣化させてしまったシステムの設計者を責めるべきか,責任の所在という面から見ても難しいところだ(まぁどっちにせよ「責める」だけでは意味はないんだけど).

*1:エラー通知や動作ログなどの情報をどの程度人目に触れさせるべきか,push型にするかpull型にするかとか色々難しい.