Gerschgorinの定理

例えば
 A\equiv\left(\begin{matrix} 0 & 1 & 0 \\ -2 & 2 & 0 \\ 1 & 0 & -3 \end{matrix}\right), P\equiv\left(\begin{matrix} 0 & 4+i & 4-i \\ 0 & 3+5i & 3-5i \\ 1 & 1 & 1 \end{matrix}\right), D\equiv\left(\begin{matrix} -3 & 0 & 0 \\ 0 & 1+i & 0 \\ 0 & 0 & 1-i \end{matrix}\right)
としたときAP=PDである.そして下の図において四角いマーカはAの固有値を表わし,円は「Gerschgorinの円」を表わす(中心は描いてない).
各連結成分に含まれる固有値の数と,それを構成する円の個数との一致が確認できる.そして個々の「Gerschgorinの円」は必ずしも固有値を含まないことも分かる.
http://www.komaba.utmc.or.jp/~flatline/gerex.png
定理の理解より,うまい例を構成する方がずっと疲れる... 講義で習って以来,うまい例を作りたいと思っていたが,やっとできた.できれば固有vectorがもうすこしきれいになってほしい.あと第3の円の中心が固有値にヒットしちゃってる(そんなことはまずない)のもちょっとな... まぁいいや.