複素インピーダンス

たまには「コイルのリアクタンスはωLである」というような言葉遣いを整理しようかと思い立ったが,混乱してとても進まない.

結局,元の「コイルのインピーダンスはjωLである」に落ち着いてしまった.さて,高校の頃,受験勉強で交流回路の問を解くときには\Delta v_L = L \frac{di}{dt}\frac{1}{R+j\omega L+1/j\omega C}というような式はあまり使ってはいけないことになっていたが,今となっては i_0 e^{j\omega t} や複素インピーダンスを使わずにどうやって交流回路をひもとくのか見当もつかない.具体的に言うと,直列やら並列の場合にどうすればいいんだか分からなくなってしまった.昔*1は「位相がπ/2だけ進む/遅れるので...」とかを個別に判断していた気がするが,全く怠惰になったものだ(ぉ
なお「アドミッタンス? インピーダンスの逆数ふぜいにご大層な名前付けるなよ」とお考えの方がいらっしゃるかも知れないが,トランジスタを使う回路では電流源(電流ミラー回路等)を扱うことが多いのでアドミッタンスが便利である,というのがundo師(ぉ)の教えである.要はどうモデルを立てるか,ということだ.

*1:高1の頃は,今ほど工学が見えてなかったので,全然面白くなかったように記憶している.