電子回路の技術

松本氏もお薦め(?)の「CPUの創りかた」.昨日の,私がそれを買ったという文章 id:flappphys:20050430#p3 を読んで「ああ,とうとう決心が...」とか何とか思った人がいるかいないか分からないが,一応言っておこう.あれは物工の選択科目「回路学第一」の教科書, 安藤繁,電子回路,培風館 のおまけとして買った.こちらはひたすら真面目な工学書.レベルと密度共にかなり高い.予算の関係でかなり圧縮されているようだ(笑
授業担当教官その人の著書を買うというのに抵抗がないではなかったし,自分で「この本はいい本だからぜひ買ってね」と明言するあの先生の個性に引く人がいるのも想像できる.でも確かに2,800円でこの情報量は激安だし,授業で先生が強調なさるポイントも「ガッテンガッテン」と言いたくなるものが多いので,私は信頼する気になった.
こう見えても,工学の(しばしば地味な)基礎的技術はけっこう好きだ.アイディアを形にするための力は,それ自身だけ見ると大した魅力が感じられないこともあるが...