Lisp v.s. regex

http://jp.franz.com/ に行くと

2004年6月10日〜11日の2日間に渡って開催された特別イベント「2日間みっちり!LispチュートリアルLispセミナー&事例紹介」の発表資料 and/or 概要が、掲載されました。

とあるんだが,その中に「ACL7.0の新しい正規表現ライブラリ (by 川合史朗Scheme Arts, L.L.C.)」というのと「Lispプログラマーは、なぜ正規表現を必要としないのか (by 黒田寿男、(株)数理システム)」というのがあって笑える.
後者が言いたいのは「何でもかんでも正規表現*1で文字列を部分列に切り分けるだけの手法じゃ無理がありますYO」と言うこと.適切な抽象化手法を備えた言語なら,単なる部分列でなく意味のあるトークンとして解析ができる,と*2
で,Shiroさんの正規表現ライブラリはと言うと,まさに「コンパイラ」そのものなので驚愕.ラピッドプロトタイピングとマクロによるメタプログラミングを真に活用するとこうなるのね,と*3.この強力な手法が平信徒(ぉ)にも十分使いやすいものであるなら,正規表現の出番はひどく限られたものになるだろう.

*1:Perlとかだと拡張され過ぎて,受け付けるのが全然正規言語じゃないんだが.

*2:まぁPerlには http://www-6.ibm.com/jp/developerworks/linux/041203/j_l-cpregex.html のようにおぞましいパーザジェネレータライブラリ(?)があるようだが.

*3:それにしても,Shiroさんの業務での担当はCGシステムだったはずだが? 何でもできるんだな...