プリスケーラ

秋月で400円で売ってるプリスケーラ,NECエレ μPB1507GVを試用してみた.

マイクロストリップラインとかの技術は一切ないので,インピーダンスはほとんど無視で,高周波用にlabに置かれているプリント基板*1の表面をカッターで削ってパターンを作って実装した.SSOP(0.65 mmピッチ)8ピンのICだったのでけっこう大変で,さすがに基板側の工作精度が追い付かず,ICの方の足を少し曲げて広げる破目になってしまった.コンデンサも表面実装用でないラジアル・リード型しかlabになかったので足をできるだけ短く切って半田付け.このプリスケーラは500 MHzから3 GHzが動作範囲だというのに酷い話だ(笑
できてからAgilentの周波数源でRFを入れてみたら,果たして酷い応答波形だったが,一応きっかり1/256に分周されていた(2 GHz → 7.81 MHz等).定格外だが200 MHzから一応動くみたい? まぁそもそも入力信号の波形すら把握せずに正弦波を入れたんだからよく動いたものだ.Limiting amplifierとやらを使って矩形波に整形すべきなのかな? データシート読んでもよく分からん.等価回路はフリップフロップなんだよね.でも正弦波以外に "10 dBm" とか言うんだろうか? また出力は1.6 Vppとか表記されてるのに電源に-5 Vはないし... 何も知らない自分.
一昔前は富士通MB504という便利なプリスケーラ(10 MHzから1 GHz,1/128)があったがディスコンらしい.
他に74HC4040(12桁2進カウンタ)も手に入れてある.これもある種の分周回路だが,さすがに数十 MHzでしか応答しない.

*1:あくまで手半田.こんな感じ http://homepage1.nifty.com/x6/elecmake/universal.htm#RAW