量子化学の人には「ザボの教科書」で通じるらしい
昨日,今日はSzabo and Ostlund, Modern Quantum Chemistry, Dover (1989)(邦訳は東大出版)という教科書を読んでいたのだが,思ったより読み進まなかった... けっこういいことが書いてあるのできちんと読めば力になりそうではあるんだが.最終章にはFeynmanダイアグラムの説明まで載ってる.ついでに一緒に総合図書館で借りてきた Roos (ed.), Lecture Notes in Quantum Chemistry, Lecture Notes in Chemistry 58, Springer (1992) と Roos (ed.), Lecture Notes in Quantum Chemistry II, Lecture Notes in Chemistry 64, Springer (1994) にも色々重要なことが書いてあるようだが,さすがに頭に入らない.
明らかに読みきれない分量を借りてきたのは,実際の量子化学計算ソフトで使われている手法 CCSD(T) とかの概要を理解するにはそこまでしないといけないからである.もちろん基礎から積み上げていくつもりはなくて,採用されてる手法の概要だけ飛ばし読みするんだが.