やはりさぼってるといけませんね

今に始まったことではないが... 資料のちょっとした1行くらいの記述に疑問を感じて昔 買った(のにきちんと読んでない)教科書を調べ始めると,2,3年生辺りで理解すべきだったのにさぼっていた事項への言及が芋づる式に沸いてきて,2時間とか平気でかかる.これがadvancedな内容について「いやぁ例のロシア人の元論文を追ってたら週末潰れちゃったよ,ははっ」とか言うといかにも勤勉な優等生っぽくて格好いいのだが,現状はそういうのとはかけ離れており何とも惨めである.
若い人は私みたいにならないよう基礎をおろそかにせずきっちり勉強してくださいね... (誰に言ってるのやら
今日の一番の障害となったのは「(無限遠で消える)任意のvector \vec{J}は,rotの消える『縦成分 \vec{J}_l』とdivの消える『横成分 \vec{J}_t』に分けられる.実際
\vec{J}_l \equiv -\frac{1}{4\pi}\nabla\int\frac{\nabla'\cdot\vec{J}}{|\vec{x}-\vec{x}'|}d\vec{x}'
\vec{J}_t \equiv \frac{1}{4\pi}\nabla\times\nabla\times\int\frac{\vec{J}}{|\vec{x}-\vec{x}'|}d\vec{x}'
とすればよい」(Jackson電磁気 §6.3)の横成分の方.横成分に対するvectorポテンシャル(?)のCoulombゲージ(?)における表式に rot(fA) = (grad f)×A + f rotA を使ったらできたけど... (終わってみると簡単なんだよな)