並列計算機の性質

例えば、大きな並列計算機を作ってもそれが日本に 1 台しかなければほとんどの計算には 10とか 100 分割して使うわけで、それなら初めから 1/10 の機械を10台作ったほうがいいことは明らか。その辺望遠鏡や加速器とは違う、ということをもうちょっとちゃんと考えないといかんのではないか?
ここでの本質は、「並列計算機では原理的に大きな計算機ほどコストパフォーマンスが悪くなる」という点にある。実際に単体で 1 年使うとか、あるいはコストが本当に台数に比例する成分しかないとかでなければ大きな計算機を組むのはあんまり意味がない。

関係ないがいまだにデュアルコアとデュアルCPUの本質的な違い,長短が分からん.HyperThreadingなぞ言うまでもない(笑).「コア」ってCPUのどこからどこまでを指すの? それとFSBってのもどこからどこまでなんだか.いまどき一線で活躍するCPUはめちゃ複雑なんだろうから,教科書の簡略化されたデータパスの図を見てもあんまり参考になりそうもない.