半私信:N君へ

きみが日記をつけていたとは知りませんでした.現実逃避で一気に読んでしまった(ぉ
http://homepage2.nifty.com/noolab/diary/200408.html#11_t1
相談員部屋に昨年私が田中先生にリクエストした Lunde, CJKV 日中韓越情報処理,オライリー・ジャパン があるのでヒマでヒマで仕方なかったらそちらもどうぞ.なおOmegaはイマイチ実用に達していません.そしてASCIIのpTeXは単に日本語の文字に対応したのみに留まらず,あれこれ拡張していますので.
http://homepage2.nifty.com/noolab/diary/200408.html#21_t1
ab が同一の変数のときにシボンヌなので tmp は必須です.桁溢れしてもアボンヌですね.個人的には 奥村,(C言語|Java)による(最新)?アルゴリズム辞典,技術評論社 より セジウィック,アルゴリズム C(++)?,近代科学社 がお薦め.奥村本はナイトの巡礼とかあって眺めていると面白いけど少々アラカルトに偏り過ぎている気がします.Sedgewick本はもっと堅い本だけど,地下志望なら持ってて損はないでしょう.SedgewickはKnuthの弟子でD論でquicksortの理論を完結させた男.なお後書きによればこの本の製作は完全に電子化されており,図はフィルタにより本文中のサンプルソースから実際に生成されたものだそうな.
http://homepage2.nifty.com/noolab/diary/200408.html#28
SICPは私も断片的にしか読んだことがないのだけれど,相談員部屋に和訳が(名目上理物,実態理情のO君が借りてなければ)あるのと,駒場図書館地下に(私が借りてなければ)原書があります.和訳の訳者の和田先生は田中先生のお師匠さん.ちなみに後になればなる程面白くなってくるにも関わらず,かなり饒舌に書いてあるので,細かく読んでいくと前半で力尽きること請け合い.なおMITではTAが丁寧に指導してくれるんだそうな.
http://homepage2.nifty.com/noolab/diary/200410.html#04
シン,暗号解読,新潮社 に線文字Bの解読に関する面白い章があります.私は歴史はからっきしなんだけど...
http://homepage2.nifty.com/noolab/diary/200410.html#06
私は実験棟のカラーPSプリンタにビビりました.当時はECCSも旧仕様でプリンタがぼっこかった(相談員の仕事の半分はプリンタの紙づまり除去とリセット)せいもあって.そう言えば駒場の実験棟や本郷の情報基盤センターにプロらしき泥棒が忍び込んでデータ処理用のPCをごっそり盗んで行った事件もありました.ちなみに私も初実験がレンガで,夜までかかった(ぉ
http://homepage2.nifty.com/noolab/diary/200412.html#17_t2
人生は短いのでLaTeXのクラスファイル開発には関わらない方が... (実体験に基づく) よかったら Knuth, The TeXbook, Addison-Wesley 貸しますけど(←実はちょっといじればコンパイル可能な原稿がCTANから落とせる).
http://homepage2.nifty.com/noolab/diary/200501.html#10_t2
ガラ空きのSolarismath と打ちませう.
http://homepage2.nifty.com/noolab/diary/200501.html#18_t1
↓から辿れるPaul Grahamの諸文章も参考になります.知っておきたかったこと では「風上」という表現を使っています.
http://www.shiro.dreamhost.com/scheme/index-j.html
なお↑の河合さんのサイトの文章は 全て 読んでも損はありません.
http://homepage2.nifty.com/noolab/diary/200501.html#18_t4
オブジェクト指向なんちゃらとかUMLなんちゃらとかデザパタなんちゃらは歳を取って新しいことを学べなくなってからで十分な気が... デジドカのニオイが.それより地下志望なら関数型,特にOcamlHaskell型理論を学ぶのがよろしいかと.私はLispを勧めたいんだけどね :-)
... とまぁ計算機関連に絞ってレスを付けてみました.
君は人文系の好みがけっこうあるんですね.相談員懇親会では小町さんと話が合うかも?