GMP on Solaris

数学科のTさんがGNU MPで激しい ---iMacではスワップのせいでクォータオーヴァーしてフリーズする程激しい--- 計算をするというので,ECCSで計算ぶん回し用という位置付けのSolaris鯖GMPコンパイルし直してみる.するとリンカでエラー.コンパイラgccでなくccならいいのか? とやり直してみてもだめ.家に帰って調べてみたら,GMPのconfigureは新し目のSunOSではとりあえず64bit用オブジェクトを吐くオプションをくっつけるらしい. ./configure --prefix=$HOME/sxlocal ABI=32 とすることでリンク成功,実行ファイルも実行できた.さて,SolarisでならTさんのプログラムは無事 i=10, j=10 のケースの答えを算出できるのだろうか?
ちなみにTさんのプログラムはKadomtsev-Petviashvili Hierarchyの表現とやらで,何やら難しい規則に従って多項式に形式微分を行うものらしい(よく知らない).ははっ,発音すら分かんねえや(笑
それにしてもmallocとfreeを意識しつつCを書くのはさすがに情報科学ならぬ数学科の方*1には不必要な負担ではないかと思う.「Mathematicaではうまくできないっぽい」とおっしゃってたが,何とかならないものだろうか.せめてGCのある言語にラッパがないのか.ただ,そのために新しい言語を習うというのも逆に無駄な負担だろうしなぁ.

*1:でもTさんにはSuperCon出場経験もある.そういや「きれいに見えた方がいいから」と,単項式の係数が1もしくは-1のときにはそれを省くとかやってたな... 凝る人だ...