弱気ネタそのII ---考える力

現在の自分を鑑みるに,というか現在に至るまでの自分の過去を思い返すと,自分の苦手とするはいくつか思い付く.そこから運動系と社交系のあれこれを除くと(ぉ 残ったものの大半は「考えることが苦手」というカテゴリに収まるのではないかという気がする.これは高校くらいの頃から思っていたことだ...
どうでもよい雑学を頭に溜め込むのは得意な方だ.しかし自分のレベルはその段階を超えているのやら... おバカな小学生がゲームのキャラクターの設定を暗記するのに血道を上げる段階とさして変わらんのではないか.「数学の分野,物理の分野にこれこれこういうものがある」と知ってはいても,自分で理解していて問題解決の手段として身に付いている範囲は同輩のうちで中の上か,よくて上の下ってとこか.しばらくハマっていた計算機だって言語処理系や関数プログラミングの諸概念/諸手法について知識は人一倍あるが,それで何か問題解決ができるか,実装ができるかといったら大したことはない.こういったギャップが,いずれも同じ方向を指し示しているんだよね...
現在もし雑学データベースの段階を超えてないとしたら,とりあえずやることは自分にグチをこぼすことではなく何とかして現状より一段上に進むことだろう.その具体的な手段としてはやはり数学と物理の勉強が適しているんじゃないかと思うんだが... しかしその半面,そいつらは,肩こりを治しに温泉に入るような気分で取り組んで成果が上がる程甘い分野ではないことくらいは見聞きして知っているのだ.
昔の偉い人の言葉で「70歳になってやっと,やりたいことを好き放題やっても悪い遊びに手を出さないようになった」というのがある.それと似てるか似てないか分からんが「朝起きて『数学を勉強するぞ』と思っているようではいけない.起きた時点で頭が数学に浸っているようでなければならない」というのもある.そういう境地に近付くことは果して私に可能なのか? まぁ今現在考えて予想のつくことではないので「できる潜在能力があるなら今はこうすべき」というのに従う*1しかないんだが...

*1:投機的実行と呼ばれる(ぉ 分岐予測が外れるとペナルティがでかいのよね... 示唆的だな(笑