日報

今日は毎週恒例のゼミがあり,お題は「エントロピー」だった.発表者はあまりゼミに慣れてない卒研生氏だったが,みんな色々刺激されて既定の時間が終わった後もひたすら話が続いていた.特に「可逆」「準静的」って何,準静的でない可逆操作はあるの? 可逆ってどこまでを系として見てそう言ってるの? 等々.Carnotサイクルに基づく定義を採用する本はやはり色々怪しい点が多いようだが,しかし現在の標準であることに間違いないので,それはobsoleteだからと田崎本や清水本の表面的な記述を引用してそれに置き換えておしまいという訳にはいかない.
しかしみんな,熱力学の細かい規則とか普通に忘れてるよね... 使わないもんな.