日報

1年前も似たようなことをやってた気がするが,原子のスピン操作に使うrf磁場を出すためのファンクション・ジェネレータがきびきび動いてくれない.スペックに書いてある応答時間は信用できない... 確かによく読むと私の使い方はスペックで規定されてるものとは違い,私の使い方における応答時間は書いてないんだが,だからって10倍以上遅いってのはどうよ.
結局GHz超えのファンジェネは,DDS単体では無理で,内部でYIG (Yittrium-Iron-Garnet) 等のVCOをPLLで制御してるのが普通らしい.

制御の整定時間が積もり積もって35秒間の蒸発冷却シーケンス終端で破綻をきたしてしまう(原子は転移点近傍まで冷えてくるシーケンス終端での振る舞いにこそ敏感なのだ!).しかし任意の振り方をしようってんじゃなくてなだらかな下降掃引なんだから,既製品でなく自作ならPLLベースでもいくらでもやりようがある気がする.まぁ高周波DDSの実戦投入を待つか.