日報

今日は物工の就職ガイダンスとやらがあったらしい.10時半頃に家を出てからまず研究室でレーザーを立ち上げ,工6号館に着いたのは11時半で,ちょうどガイダンスが終わって散ってゆく学生たちと出くわすタイミングだった(10時開始).この辺りの時間見極め感覚はそれなりに鍛えてあり,余人の追随を許さない自信がある.玄関で同期や先輩に尋ねたところ,予想に違わず特に頭に入れておくべき内容はなかったらしい.
今日はグループ・ミーティングで我々のチームから私が発表する番だった.怪しい英語風の何か*1が口から楽につらつら出てきたのは,睡眠不足でなかったせいもあるが,話に物理としての中身が乏しかったせいが大きい.まぁ工作やら装置の不調からの復旧で時間が過ぎることもあるのは不可避だが,そういう「やり過ごし」モードのときしかまともにしゃべれないのを何とかしないと.以前の発表の際に光双極子トラップの深さを計算するのも,MOTの蛍光から原子数を推定するのも,まともにこなせなかったのだ...
Kbさんが体調を崩してしまわれたようだ.やはり200 A電源の冷却ファンの風を浴びる席に座っていたのが悪かったのだろう... 元々実験室の空気は乾燥して気温が設備の熱とエアコンのバランスに従って妙な変化をしているので体に良くない.遅ればせながらプラ段を排気口と席の間に立てかけて壁を作っておいた.しかし本当は,壁で折れた風が光学定盤に向かって振動の原因となるという話もある.あの扇風機並みの排気は扱いに困る.

*1:以下の文を英訳せよ:「これら,合わせて2 Ωの抵抗に2 A程度の電流を流し,10 W程度でガラスを加熱します.温度上昇はこのグラフの通りでした.」単語偏重の英検流の「語学力」では歯が立たないのがお分かりと思う.