映画

親が借りてきたDVDで超渋いドイツ映画善き人のためのソナタを観た.東ドイツ秘密警察(Stasi)の盗聴担当官が,監視下の反体制派劇作家たちに影響を受けて変わっていく話.舞台劇に仕立てても成功しそう.シンドラーのリストのような,ヒューマニズムを強く訴えるスタイルともまた違う.黒子に徹する主人公のあくまで抑えた演出はハリウッドでは有り得ないものなのだろう.お勧め.
次に観たゲド戦記では,かなりの経験値を積まさせていただきました(笑).背景はアクリル絵の具で塗ったのかな? ハイタカがペジテ市抵抗勢力のおっさんに,アレンはルルーシュに似てると思った... 親はふつーに寝てた(ぉ
ついでに帰省してから昨日までに観た映画:
スチームボーイ:とりあえず声はプロの声優に任せてくれ(笑).大友克洋のアニメ映画はオムニバスのMEMORIES以来だけど,やっぱり編集者と二人三脚でないと駄目なタイプなのかな? 画面はグリグリ動いてたけど,AKIRAを読み返す方が有意義な時間と思われ.ちなみにお嬢様には萌えなかった.
レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語:長女がかわいかった&次男がニコラス・ケイジに似てた.けっこうCGを使っていたが,あの出来で制作費を回収できるのだろうか? 投資のシステム上,回収しなくてもいいってことかな(次がないだけで).
霧の旗('65年版):倍賞千恵子がすげー若い! しかし無情な弁護士への復讐はともかく,獄死した兄貴の冤罪を晴らすことはどうでもいいのか...
ブラザーズ・グリムジョニー・デップスリーピー・ホロウに八掛けしたような映画.スリーピー・ホロウは,舞台設定と雰囲気は良かったんだけど,首無し騎士がトリックでない本物の幽霊だと判明してから後が収拾付かなくなってグダグダだったんだよね... (ってどっちの話をしてるんだ(ぉ
あとシン・シティとかコールドマウンテンとかあかね空も親が観てるのを横から眺めて雰囲気は分かったが,コメントできる程には観てない.
最後に,いわゆる正月特番はゴミばっかりですね.