リハーサル

明日の物理工学輪講でのトークに向けてlabの方々にリハーサルを聞いていただいた.賞味のトークは30分程度なんだが内容に関する突っ込みタイムが長くて,私と同期H君とでそれぞれ3時間近く,夕方17時から始めて終電ギリギリで終わった.今日は会議とかセミナーが詰め込まれていたと言うのに,貴重なお時間をいただきありがとうございます.
私の方は話の内容が(と言うかテーマの方向性自体が)テクニカルな詳細に偏ってて,隣グループのIさんには「渋いね」とか言われる.リハーサルには卒研生のお二方も参加してたんだが,片方のT君には私に対する突っ込みタイムが終わった後に「結局それはどう影響してたんです?」って質問されて,それまでに延々論じていた(つもりだった)話を易しく短くして繰り返す羽目になった.いや,これはT君の理解力が低いとか言うつもりはなくて,T君はこれまで私の方の実験とは関わりが薄かったので他分野をやってる同級生である聴衆に近い立場だから,明日もそういう反応が大半なのかなぁ,と... 本当はもう少しお気楽なテーマで話をしたかったんだけどなぁ.それと結局,用意してきた説明に計算間違いがあって潰れて,とりあえず重力を考慮した上で計算し直すことになった(四則演算レベルだが).
そして「この分じゃあとちょっと詰めればいけそうだね」と,次回の学会フラグを立ててしまったようだ.昨日のミーティングでは「こっちのグループからは見送りかな」って話だったじゃーーーん
片やH君の方は本当なら集中講義が必要なくらい発展的なテーマで(彼自身はグループの自主ゼミとかで数か月かけて学んだ),あんなんでいいんだろうか... まぁ二人とも普段の仕事を紹介したら自然にこうなっちゃったというのはあるんだけど,例えば理論系の人が同じノリでこの輪講に望むようになると収集つかなくなるよね.しかし話に誤りを混入させないようにするのが精一杯で,今のところ聴衆への配慮に裂く余裕がこれ以上はない.