指の怪我

先生謹製の配水盤からコイルへの接続チューブ (1/4") を束からカッターで切り出すときにうかつにも左人差し指を幅1 cmほど切ってしまった.11/28 (id:flappphys:20061128#p2) 以来,井上研での作業中では通算2度目(もちろん,ちょっと引っかく程度ならいくらでもあるが).「早く24本切らなきゃ,こんなことに時間を取ってられない」と邪念が入って,刃を伸ばしたカッターでスパッと切って流れた刃を指に当ててしまった.チューブというのは,切り始めに刃が当たる面積は広いが,中ほどまで切り進むと当たる面積は厚さの倍しかなくて一気に進み,余勢を駆って切り終わりも突破しやすい.だから力をこめるときは刃が不必要に大きく流れないよう,また流れても物に当てないよう用心する必要がある.もちろんきちんとした卓上でカッターナイフ・マットを敷いて作業すれば全く安心なのだが,実験室でそんなことをする人はどこにもおらず,各人が十分に注意しつつ空中に持ち上げる等の不安定な切り方をする他ない... というような感じだが,普段なら言語化するまでもなく体が適切な手順を踏んでくれていたのに,私としたことが.似たような状況の怪我は中学の頃(?)したことがあって,左人差し指側面にはすでにかすかな白い筋状の跡がある.同じ失敗...
怪我をした経験が少ないので止血がうまくできず,Ksさんに手当を手伝っていただいた.指の止血は指の真横というより少し手のひら側の柔らかい辺りをつまむとよい.血管を押さえる止血と傷口の圧迫(これは絆創膏でできる).きれいな切り口なので数分で血も傷みも止まったが,せっかくなのでKsさんに付き添ってもらって保健センターに行ってみた.結局 絆創膏を取り替えただけだったが,これで万が一 大怪我の現場に居合わせたときも安心である.