POPL '07

まだPOPL '06のチェックも終わってないのに*1今年のPOPLが17日にやってくる.

知ってる名前は... 招待講演のA. Tang*2は「Haskellの先進的機能のおかげでPerl 6コンパイラPugsがサクっと実装できた!」みたいな話だろう.R. Harperらは「Haskellの型クラスはMLのモジュールに包含される」と主張するようだ.A. Appel, J. Vouillonらは「様相論理を駆使してけっこう強力な型システムにモデルを与えた」という,スーガクの話 (PDF).大堀らは "fusion*3" の「手軽な」一手法 (PDF) を提案するらしい.R. Harperら(その2)は定理証明支援系TwelfでSMLのコアに当たるミニ言語の正しさを証明した (PDF) らしい*4
追記: sumii先生から訂正等のコメントをいただいた (id:sumii:20070107:p2).ありがとうございます.Tangが(この論文 (PDF) で)リジェクトを食らったのは確かにPOPLでなくHaskell Workshopらしい.さて,いつだったか誰かにこんな切り返しを教わりました:

... ? [y/Y] <C-z>
[1]+ Stopped
$ kill %
[1]+ Stopped
$
[1]+ Terminated
$

SIGTSTPを無視されちゃ手が出ませんが.

*1:目を通したと言えるのはLeroyのコンパイラ in Coq論文くらいか?

*2:以前,POPLにはリジェクトされたという話があったが,リベンジと言える? 「招待講演」は「落とし所」なのだろうか?

*3:プログラムの最適化の一種で,二つの関数を一つにまとめる.インライン展開もその一種と言っていいよね? まぁそれは簡単だが,再帰関数のfusionが問題である.

*4:TwelfはSMLで書かれているようだが (http://www.cs.cmu.edu/~twelf/),お互いにバグがあったらどうするんだろうね(笑