制御論

どうも制御論とは相性が悪くて2年冬学期の「回路とシステム」も3年夏学期の制御論第一も不可ってるんだが,実験装置の関係でちょっとした電子回路をいじろうと思うとやはり無縁ではいられないということが(今さら)分かり,再び勉強中.せっかくだから夏学期は制御論第一のリベンジしようかな...
それにしてももう少しとっつき易く教えてくれてもよさそうなものだと思った.図書館や生協に行けば制御関係の本は膨大な数に上り,「入門」を謳うものでもどれに頼ればいいのかさっぱり分からない.とりあえずLaplace変換を覚えゲーとして身につけたとしてもそれが何なのかってこと.
いわゆる制御論の入門的内容は,古典制御論と現代制御論に大きく分かれる.
古典制御論では,正弦波入力を仮定した上で制御したい系を伝達関数(1入力1出力)で記述し,それに基づいて周波数領域で安定性判別などの解析をする.こうした解析がきちんとできるようになれば,よい特性を持った系を設計できるようになる.古典制御論で主流の設計手法は「PID制御」で,伝達関数が単純に書ける「定数倍」「積分」「微分」の3機能*1を組み合わせて設計を行う.

*1:例えば電気回路やオペアンプで実現できる.