検証と不毛な場合分け

IEEE 754 double準拠のFPUの正しさを検証できる論理学的な手法って存在する/し得るのかな? ある特定のビットパターンの入力ではand/or素子の列を伝播する誤差が最後の1桁に消えずに残る,みたいなことを防ぎたい.別の言い方をすれば「このときはこうなる」程度の根拠しか持たない場合分けのお化けをどう扱うのか,ってこと.列挙すると2^64通り,またはその自乗! かと言ってnaiveなHoare風assertionが立てられるとも思えない(むしろバグが混入しやすそうだ).初期型PentiumのFPUのバグというのは割り算のSRT法というアルゴリズムで使う初期値表が誤っていたせいだそうな.