学術出版社の存在意義

18世紀からコピー機が普及するまでの間、学術出版社たちは学術論文を多くの人に公開する為に最善の存在だった。

(略)

しかし、インターネットが普及した今や、ネットにくらべて印刷は最悪のコピー・配付方法と言える。

厳しい批判だ.東大では多くの学術出版社と契約しており,学内では論文をオンラインで読むことができる.しかし学外からでは(本人確認ができないので)一般人と同様に論文にアクセスできない.そこで多くの(?)学生・研究者がポートフォワーディングという技法を行うツールを使って,学外からでもアクセスできるようにしている*1.しかしこれは起動と設定が面倒くさい.だからいつも「S○ringerのごうつくばり!」「Els○vierは金の亡者か?」と独りつぶやくことになる.

*1:学内のネットワークに接続して,そこからのアクセスを偽装(と言うと言葉が悪いが)する方法なので,学内端末にアカウントがある人しかできない.出版社側はいい顔をしないようだが,まぁこれで利用できる人の集合が拡大される訳ではないのだから文句を言わないで欲しいものだ.