花の水やり

明日か明後日くらいから半月ほど帰省するつもりなのだが,その間にポーチュラカの水やりをどうするかというのがなかなかチャレンジングな課題だ.一応,多肉質でサボテン並みに強靭な花ではある*1.だが4日くらい水をやらなかったらぐったりした(水をやったらすぐに持ち直したが).1週間超えると危険なんじゃないかな? (鉢が小さいから水の容量も少ない)
最も安全側に立った策は「帰省しない友人に預ける」ことなのだが,まぁそれに頼らずにどうにかしてみようという企画.
とりあえず水タンクからちょっとずつ... というのが真っ先に思い付く方法だが,これにはちょいと工夫が要る.水を入れたPETボトルに穴を開けて滴らせるのは却下.圧力は最初強くて次第に減るので,最初の1日2日が水分過多になった挙げ句,半分くらい水が残った状態のまま表面張力が圧力に勝って 糸冬 了 となる疑いが濃い.
父が言うにはスポンジか布切れを通じて水が染み渡るようにすればよいと*2.とりあえずPETボトルに古いシャツの切れ端を垂らし,もう片端を鉢の土に突っ込んでみたんだが,最初の6時間くらいでもう100mlくらい出てしまった.最初はPETボトル満杯に水を入れてあるので,口までを登り切った水は落差に引っ張られて滴れてゆき,どんどん出ていってしまう.口と鉢との落差を小さくしないとまずそうだ.そのうち水が少なくなれば口まで登るのも簡単ではなくなるから速度はかなり落ちるだろう.てか,登り切れるだろうか.広さ(単位高さ辺りの容量)を稼げるバケツの方がいいのかな? 拡散ではなく表面張力で水が上に染み渡って行くプロセスに高さは無関係だとは思うが,蒸発とかは心配だ.それと布と土との接触部分での浸透もどうなるか.まぁほのかにしっとりくらいで十分なんだけど*3
私にもっと電子工作の技術があればマイコンとタイマを組み合わせて自動水やりメカを作れるのだろうけど,残念ながらまだ夢物語だ(そもそも手元に半田鏝ない).コーヒーメーカー制御プロトコルなんて話があるが,水やりプロトコルを定義してそれを理解するクライアントを作るという手もあるか.誰かやってよ(笑
なお置き場所は,父が空気の循環を考慮すべしと言うのでベランダにした.ただし蒸発を抑えるために日陰だ(元々そんなに陽の射さないベランダなのでこれは安心).雨水をうまく利用できればよいのだが,そんなに雨降らないしなぁ.
「卵を一つの籠に入れるな」と言うし,最悪の場合に備えて,今のうちに茎を何本か切って大学の花壇に植えてくるか(笑).切り戻したときの茎を冗談のつもりで鉢の空いている部分に刺しておいたらそのまま根付いたような花なので,きっとうまく株分けできるだろう.

*1:ポーチュラカはCAM植物らしい.

*2:屋内の園芸では二重底になった鉢なんかも使われる.

*3:逆に水をやりすぎると根腐れを起こすらしい.