命日

昨日は憂鬱になって,帰ってから17時前に眠ってしまった.空が晴れて,風も気持ちのよい日だったから.
愛していた弟,ゴールデンレトリバーのチャンプが突然に死んでから1年になる.今でもまだ,目を凝らせば足元で顔をほころばせるあいつの顔が見える.それとともに涙が止まらない.
今日は何をして過ごせばいいのか見当もつかない.退屈な計算をすれば気が紛れるだろうか.
基礎実験の錯体の化学,あんなもの休んで1日早く帰っていればよかった.多分一生後悔する.わざわざ東京に来てまで自分は一体何をしているのか,それはこの1年間ずっと悩ましく考えてきたことではあるのに,自分自身にはさして変化も見られない.